大窪寺 四国88カ所霊場 八十八番札所
転勤によって四国の香川県にきてから早くも5年がたち、1度はと思い続けてきた四国88カ所霊場巡り?お遍路というやつですね!ようやくいって参りました。
とはいえスタートほやほや、何故88番札所からというと、逆打ちのが功徳が大きいといわれているからです。
順番に回る順打ちに比べると歩きにくく険しい道のりが多いからだそうです。しかしながら、私の場合は徒歩で回る勇気も覚悟もなく、車でのお遍路なので、その功徳は得られそうもないです。
まず、お遍路っていったなんなん?ってとこからです。
≪お遍路の由来≫
古来、四国は国の中心地から遠く離れた地で、様々な修行の場だったそうです。讃岐(香川県)で生誕された大師さま(弘法大師・空海)もたびたびこの地でご修行をして、八十八ヶ所の寺院などを選び四国八十八ヶ所霊場を開創されたと伝えられています。その大師さまの御跡である八十八ヶ所霊場を巡礼することが遍路です。当初の遍路は、修行僧などが中心でしたが、大師さまに対する人々の信仰(弘法大師信仰)の高まりと共に、日本全国から多くの方が遍路されたといわれてます。そして、大師さまのゆかりの地として、誰しもが一度は訪れたい霊場として発展したそうです。
こんな由来があったんですね。
仏教徒でもなく、とくに思いがあるわけではありませんでしたが、仕事で四国のあちこちを飛び回っている中でよく見かける「札所」という文字に興味があったので、今に至る訳です。
さて本堂・大師堂・納経所があるところまでやってきました。
知識がなかったもので一応参拝手順は事前に調べてきました。
- 山門(仁王門)で合掌、一礼して境内に入ります。 門の内側(境内)は仏さまの聖域です。 仏さまにこれからお参りするという思いで行いましょう。
- 手洗い所(トイレの事ではありません)で身を清めます。 手を洗い、口をすすぐことは、身体の外と内を清める行為です。 左手→右手の順に水をかけ、左手で受けた水で口をすすぎ、 残りの水を柄杓の柄に流してすすぎます。
- 鐘を鳴らします。鐘は参拝前の合図ともされるので鐘が自由に撞けるところでは お参りの前に1度だけ撞くとよいでしょう。もし撞き忘れたとしても帰る際は撞かないとされます。理由としては「出る鐘」が「出金」ともとれるので撞かない、さらに死者を送る鐘を「でがね」と呼ぶからともいわれています。 鐘はただ大きい音を出せばよいというものではなく、その音色を仏様に届けるものです。むやみに撞木(しもく)を鐘に大きく撞つくのではなく、無理のない範囲で鐘を撞き、音色を奏で、撞き終わると撞木が鐘に何度も当らない様に紐を落ち着けます。
- お参り本堂へ向かい献灯、献香をし、納札を納め、鐘を打ち、お賽銭を納め、礼拝し、お経(読経、写経等で)を奉納します。 写経は霊場(札所)または菩提寺に指導をうけるのが好ましいでしょう。納礼はお堂の納礼箱に、写経は写経箱に納めます。写経灯明料は、お賽銭とともに各お堂の賽銭箱に納めましょう。
- 本堂と同じ手順で献灯、献香をし、納札を納め、鐘を打ち、お賽銭を納め、礼拝し、お経(読経、写経等で)を奉納します。大師堂での勤行はお大師さまがご本尊となりますので、勤行次第から「ご本尊真言」を省きます。 本堂と大師のお参りが終わって時間に余裕があり、他のお堂があれば随意にお参りします。
- 参拝が終われば、納経所でお納経(ご朱印)をいただきます。また、その際に各寺院のご本尊が描かれた御影(おみえ)もいただき、保存帳などにしまいます。原則として 諸堂の読経後に納経所でお 納経(ご朱印)をいただきます。ただし、納経時間が終了直前の場合は、順序が逆になりますが、霊場(札所)にその理由を告げ、読経前にお納経を受けることができます。
- 山門(仁王門)で合掌、一礼して境内を出ます。 お参りしたことで仏さまとご縁が結ばれた(結縁) ことを感謝する思いで行いましょう。
これが正式な手順だそうです。
私の場合はお経は分からなかったので、簡略化しての参拝にはなりましたがなんとなくいいことありそうダなぁーなんて気分になりました。
しかしながら後から聞いて知ったことですが、88カ所巡礼は願うことではなく感謝するための参拝だと怒られました・・・( ´∀` )諸説あるようですが・・・。
気持ちの問題よ。気持ちの問題!
そんなこんなで参拝を終わらせ、人生で初めて買った納経帳に御朱印を押してもらいました。
今考えたら当然ですが、あ、有料なんだぁーって思いました。
はい。300円でした。
上手ですよね。
ささっと書いてくれてこの迫力、初めてなだけあってテンション上がりました。
さぁ!あと87カ所頑張って回っていこう。